毎年、梅雨の時期は腰痛の方、特にぎっくり腰が増える傾向があります。統計を取ったわけではないのですが、普段は月に1人いるかどうかのぎっくり腰での来院ですが、この季節は月に数人に増えます。
ぎっくり腰は海外では「魔女の一撃」と言われ、国内外問わずあるようです。何かの拍子に動けなくなるほどの腰痛に見舞われます。歯磨きで口をゆすごうと、前かがみになった瞬間なってしまった、なんて方もいました。
どんな人でもぎっくり腰になる可能性はありますが、なりやすい人はいます。経験則になりますが、骨盤の左右バランス、歪みの大きい方はなりやすいです。ぎっくり腰で来院される方の多くは、骨盤が左右どちらかに大きくずれて正面から見て「くの字」になってる事が多いのです。
私はぎっくり腰での施術では、痛い部分はほとんど触れません。痛い部分を押したり揉んだりすると余計に悪化して、最悪は動けなくなります。では何をするか？
骨盤の左右バランスを整える事に注力します。いくつかコツがありますが、施術は10分程度で終わります。施術が終わると歩くのもやっとだった人が、ひとまず歩けるように改善します。
もちろん、ぎっくり腰にもいろいろあり、場合によっては全く施術しないで病院での検査を奨める事もありますので、そこはご理解ください。
ぎっくり腰が癖になっている方は、慢性の腰痛もお持ちの方が多数です。梅雨の季節、ぎっくり腰になる前に腰痛のメンテナンスはいかがでしょうか？
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